この世界が「生きやすい」と感じている人はどのくらいいるのだろうか。
誰かにとって完璧に「生きやすい」世界など存在するのだろうか。
完璧に「生きやすい」世界で充実した人生を送れるのだろうか。
あるいは、誰かにとって完璧に「生きにくい」世界というのは存在するのだろうか。
これは明らかに存在してくたし、今でも存在する。
例えば「奴隷」にとって世界が生きやすいものであったはずがない。
わたしたち日本人は今、奴隷制度の下に暮らしてはいない。
しかし、「何かの奴隷」になっている人間がいないとは言えない社会だ。