愛と復讐。
「トゥルー・グリット」はの呵責なき復讐。
そしてぼくは「モンテ・クリスト伯」の文庫を手に取る。フェノンは「もうフランスでは滅多に読まれてないよ」と言うけれど、そこに描かれたロマンティシズムたっぷりの愛と復讐は決して色褪せない。
「いや、色褪せてるよ」
「そんなことないさ」
愛と復讐。
例えばイーストウッドの「許されざる者」。
これはきっと最上質の復讐映画の一つ。