それではこう考えてみよう。
多くの人たちから愛されている人がいて、しかしその人は本当に愛する人を見つけることができなかった。

ある人は誰からも愛されたという実感はなかったけれど、生涯を賭けて愛し続ける人がいた。

どちらが幸福で、どちらが不幸なかなんて判断できはしない。

けれど、後者の方が圧倒的に美しく見える、わたしには。