簡単な問題ではないので「結論」というわけではないが、社会改革の到達点(しかし、それも様々な段階がある)の一つとして「目的の法制化」という分かりやすい成果がある。
非常に目に見えやすい成果だ、「法」は。

しかし「空文化」という言葉がある通り、「法」はほとんど意味をなさなくなることしばしばだ。
さらに言えば、あくどい連中は「法」の抜け道を軽々と発見するのであって、「法」があるために真っ当な生き方をしている者だけが損をするということも現実社会ではよく見る光景だ。

わたしはだから、「法制化」も大事だけれど、それ以上に「人間を育てる」こと。
これは目に見えにくいけれど、「目に見えにくいこと」を「無いも同然」だと考える方が間違っているのだ。