UFCでかつてのプライドファイターがどのような負け方をしても驚きはしないけれど、それにしても気持ちがいいほどよく負けて来た。理由はいろいろ語られて来たけれど、一つはオクタゴンでの戦い方、そしてフットワークの差も間違いなく挙げられる。
伝統的にボクシングの盛んなアメリカを本拠としてUFCのファイターたちは、特に昨今見事なまでのフットワークテクニックを駆使して戦う。フットワークを駆使した戦い方は上手にリスクを回避できる戦い方でもあり、その点が時にUFCの試合が退屈な展開となる要素ともなっているけれど、確かに勝利の確立は大きく増すだろう。
考えてみればプライドのリングではほとんどフットワークを使った試合の組み立てをするファイターは見当たらなかった。そして今、多くのプライドファイターはUFCファイターのフットワークについていけないという結果が出ている。
ヴァンダレイ・シウバがフットワークを駆使してヒットアンドアウェーで戦うなど想像もつかず、左右の大振りで直進して行き、潔くもクリス・レーベンのクリンチアッパーの餌食に。時間にして30秒足らず。
勝手も負けてもこの派手さがシウバの真骨頂とも言えるのだけれど。


メッセージ

政治家にできないことをして、末尾ルコとともに社会改革!