その日、ぼくはワーグナーを聴きながら拳を硬く握りしめた。
明日はもっと大きく「愛」という文字を書いてみようと思った。
きっと君の顔はもっともっとはっきりと、そしてもちろん美しく浮かんで来るに違いない。