「妖怪人間べム」って杏以外、つまり亀梨和也と鈴木福に問題はあるけれど、そして変身姿や演出などにも迫力がないという欠点もあるけれど、ほぼ毎回終盤に「裏切り」というダークな展開を用意している点や、「それでも人間に期待しよう」というある種腹の座った「希望」を描こうとしている点など気持ちよく観ていられる要素も少なくない。
その「妖怪人間べム」第7話にゲスト出演していた「山田幸平」役の綾野剛に感心した。
「山田幸平」役の綾野剛。
つまり「妖怪人間べム」第7話において幼いこ頃父親に邪魔者扱いされたことが大きなトラウマになっている青年の役を演じた俳優だ。
表情の作り方、セリフの出し方など、なかなか見応えがあった。
なにせテレビドラマと言えば、「空疎な人気者」や「事務所の営業」で無理矢理キャスティングされたような俳優が多く出ていて辟易させられることが多いので、綾野剛のように力のある演技を見せられると印象は強い。

※ 才能あり努力を惜しまぬ表現者たちがより注目を集める社会に!

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