しかし格闘家もなかなか引退しないものですねえ。
「元気ですか!!大晦日!!2011」でVS石井慧が決まってしまったエメリヤーエンコ・ヒョードルなんですが、ヒョードルファンとしてわたしが彼に望んでいたのが「負ける前の引退」なんですよ。
要するに「勝ち逃げ」ってやつです。
普通のファイターなら「勝ち逃げ」なんて潔くないと思うところですが、ヒョードルは違う。
それだけのことを成し遂げて来た。
ヒョードル全盛期の時点では、まさしく史上初めて総合ルールで「世界最強」を実証した格闘家だったと思うんです。
今ではとてつもなくレベルが上がったUFCですが、当時はティム・シルビア、アンドレイ・アルロフスキー、ランディ・クートウアーあたりがへヴィー級タイトルを争ってましたよね。
そりゃあヒョードルの方が強い。
だからねえ、エメリヤーエンコ・ヒョードルVS石井慧で「ヒョードルを観ることができる!」なんて喜び方ができないんですよね~。