映画「ルルドの泉で」は渋谷のシアター・イメージフォーラムで上映されていました。
シルヴィー・テステューとレア・セイドゥ出演の作品です。
わたしはもともと聖ベルナデットやルルドの泉に強い関心があり、とりわけJ.K.ユイスマンスの「ルルドの群衆」は大好きな一冊です。
J.K.ユイスマンス。
ご存じですかね?
「彼方」や「さかしま」などの作品で常にカリスマ的あるいはカルト的人気を誇るフランスの作家です。
渋澤龍彦なども熱烈な支持者でしたね。

それはさて置き。
わたしは今回初めてシアター・イメージフォーラムへ足を運んだのですが、名前に「フォーラム」が付いているので東京国際フォーラムのような施設を想像していたんですが、あにはからんや、懐かしの名画座風の小さな映画館。
それはそれで好ましいことで。
実は地方では名画座的映画館はどんどん無くなってしまい、どちらかと言えば意外にも東京にこそそうした施設が残って行くのだな、と感じた次第なのです。