実際のところ、今の日本では「フランス映画」そのものがマニアックな世界になっていますね。
このままでは「生涯1本もフランス映画を観ない」人が加速度的に増えて行くのは間違いない。
しかしこれではいけないのです。
別に「フランス崇拝」「欧米崇拝」などする必要はない。
昔はそのテの人が多かったようですけどね。
要は「クオリティの高いものは何か?」ということです。
フランスにはいまだに「世界最高」のクオリティを誇る文化が数々ある。
映画ももちろんその一つです。
現代フランス映画界を代表する俳優の一人、ブノワ・マジメル。
穏やか~な内容の映画などを観慣れた目には刺激的過ぎる作品も多いでしょうが、それが映画であり芸術の大きな役割ですから。

特に、
「王は踊る」(「Le Roi danse」)
「ピアニスト」(「La Pianiste」)
「裏切りの闇で眠れ」(「Truands」)
「陰獣」(「Inju, la bête dans l'ombre」)

の4本は観応え抜群ですよ!