グレイシー柔術のアジリソン・リマが現在のMMA界レベルに照らし合わせてどの程度の強さを持っているか分かろうはずもないが、決して「もの凄く強い」わけではないことはよく分かる。
スタンドでの打撃は無いに等しい・・・とは言い過ぎだが。
と言うのは、かつてのグレイシー系ファイターたちは、距離を取っての打撃は無きに等しかったけれど、密着した状態で相手にダメージを与える細かな打撃は得意としていた。
ヒクソン・グレイシーがリングスの山本と対戦した時、当時のルールを利用してロープにしがみ付くという戦法を取った山本に対して細かなパンチでダメージを蓄積させ、顔面を変形させた試合はその典型だろう。