「セ、セッカチダワネエ
デ、デモ、今ネ」

「エーーーイ、ピョーン」

それは生まれて初めて味わう無限の不安定さと
理解しがたい高揚だった。
一秒先もどうなるか分からない旅の始まり。

そしてカキは
今乗っているのが本当にコンドルかどうかさえ知らない。