2009年03月07日 - 小説・孤独なカキの物語 「セ、セッカチダワネエデ、デモ、今ネ」「エーーーイ、ピョーン」それは生まれて初めて味わう無限の不安定さと理解しがたい高揚だった。一秒先もどうなるか分からない旅の始まり。そしてカキは今乗っているのが本当にコンドルかどうかさえ知らない。