「ブザー・ビート」第6話において、さらに伊藤英明の見逃せないシーンがあった。
自分に対する恋心が北川景子にないと悟りつつある(つ~か、もっと前から悟れ!)伊藤英明、
逃げていく女に対してはより想いが募るもので、北川景子の映像が脳裏をよぎる。
その映像が問題だ。
まるでデヴィッド・ハミルトンのソフトフォーカスを駆使したような映像。
あんたは北川景子を「ビリティス」にしたいのか?「愛と追憶のセレナーデ 幻影に揺れる汚れなき美少女たち」か?
「妖しき従姉妹 テンダー・カズン」か?それとも「青い性 処女喪失」かあ?
伊藤英明は「変態」?
と、あえてここで「変態」という言葉を使ったのは他でもない、ドラマの中で貫地谷しほりが北川景子に対して「変態?」と言ったからだ。
「変態」・・。
現実の社会で犯罪的変態が周囲にいたら困ったことになるが、芸術の世界で「脳内変態」がないという状態は考えられない。
デヴィッド・リンチが変態でなくて何だというのか?
「トンスラ」から変態性を除いて何が残るだろうか。
そう、吉高由里子は変態性の高い作品に多く出ている。

「ブザー・ビート」第6話で、北川景子と一緒に山下智久が自分のかさぶたを剥ぐシーンがあるが、なかなか変態っぽくって微笑ましい。
そう、恋しているときは相手のかさぶたでも欲しくなるのだ。
恋が冷めると顔見ただけで食欲が無くなるけど・・。(微笑)

吉高由里子と変態性というのがとてもしっくり来るのは多くの人の理解しやすいところだろうが、
意外にも聡明な北川景子も変態性がしっくり来る要素を持っているのである。
つまり二人とも文化度が高い。

(「変態」が常に「文化度が高い」というわけではありません。念のため)