文學界2009年5月号に載ったもの。
「映画の観方は分からない」という人の入門にもなる。「映画はどんな観方をしてもいい」のだし、しかしそのためには「訓練がいる」ことも理解できるだろう。
また「素晴らしい映画を語るときは、誰もが子どもになってもいい」ということも理解できる。
喜々としてイーストウッド作品のディテールを語る、多少強面の3人の様子が微笑まし過ぎる。
特に蓮實重彦が、イーストウッドのTシャツの裾がズボンに入っていることに関する頑固な考察は必読。