行きは寒かったけど、帰りはホットだったぜ。
なぜならば、心がバレエを観た後は心がとてつもなくホットになるからさ。(ふうう~)

第1幕。
アリーナ・コジョカルAlina Cojocaruの正確無比なパに酔う。
パだけでも観に来たくなる。
それが現在最高度のクオリティを持つバレリーナ、アリーナ・コジョカルの力だ。
パだけではない。
すべてのポーズが針の穴を通すようにスッと極まっていく。
小さなアリーナ・コジョカルの小さな動きに、東京文化会館の視線が集中する。

ルーマニア生まれのアリーナ・コジョカル。
彼女を観ていると、身長の低さという、ともすればハンディとなることを克服してきた歴史まで頭をよぎる。