オールタイムベストと言うからには、生涯を通じてもっとも愛する映画を選ばなければならないわけである。
と言うことは、本来であれば人生の終わり、死の直前に「ああ、わたしの最も愛した映画は~だった」と振り返るべきものなのかもしれない。
けれどわたしはとりあえず現在のところ「死の直前」ではなさそうだから、まだ「オールタイムベスト」などというのは早いかもしれないが、けれど人生の「今」の時点で「最も愛している映画」を意識するのは何らかの価値があることかもしれない。
しかし「今」は次の瞬間には更新されるべきもので、「次の瞬間」には違う考えになっているかもしれないが、それでもその時々に心にある「オールタイムベスト」を意識していこうと思う。

オールタイムベスト。
この文字を見て、今この瞬間にすぐ浮かぶ映画は、
「気狂いピエロ」
「奇跡の丘」
「許されざる者」
「タクシー・ドライバー」

まずこの4本がすぐに浮かんだ。