「離愁」の現代は「Le Train」つまり列車だ。
「離愁」のロミー・シュナイダーとジャン=ルイ・トランティニアンは列車の中で出会う。
1940年、ナチスが侵入してきたフランス。
北部フランスに住むジュリアン(ジャン=ルイ・トランティニアン)はナチスの進撃により故郷を去る日が来たことを知るが、意外な解放感をも覚えていた。
ラジオ修理工として長い間同じ村に住むジュリアンには「生きている」という意識を持つことが極めて難しかったのだ。

そしてジュリアンは列車の中でアンナ(ロミー・シュナイダー)と出会うだろう。