なぜ「美学」だけでなく、「醜悪」をつけたのか?
それはこの世界が「醜悪」で満ちているからだ。
象牙の塔で「美」についてだけ浮世離れした考察をしているだけの人間になど、まったくなりたいとは思わない。
「美」についてのみ延々とああでもないこうでもないとつつきまわる人間たちは、ときに「醜悪」だ。