架空情景

「始まりだぜ!」と大空に向かって叫んだ箕輪幸人。
心なしかいつもより筋肉は盛り上がり、身に着けた背広の中からムンムン男の香りが漂ってくる。
「おっと、これはもう背広じゃねえ。スーツだぜ」
顔は少しだけ小麦色になり、もちろん顔筋は心なしか引き締まり、眉毛は戦国武将のように雄々しく上を向く。
「むふっふふ・・」
鏡を見て自分の変化を確認した箕輪幸人。
「おれはもう箕輪幸人じゃないぜ。今この瞬間から箕輪幸之斎人麿だぜ!がおお!」