(ああ、すねた表情のスヴェトラーナって、どうしてこんなに可愛いのだろう)
「あら、何を見ているの、アルベール?」
「え?何って・・」
「おっしゃい、アルベール!」
「君ってときに厳しくなるんだね、スヴェトラーナ!」
「誤魔化してもダメよ、アルベール!さあ、今何を見ていたのかおっしゃい!」
「君のすねた表情さ!」
「まあ何てこと、アルベール!RPG-7が炸裂しているというときに!」
その時だった、大地を震えさせるような重々しい音が響いてきたのは。