「気狂いピエロ」「奇跡の丘」「許されざる者」「タクシー・ドライバー」、「散り行く花」。
「離愁」。
「わたし」が選ぶのだから個人的な趣味が入るのもいた仕方ない。
誰かがオールタイムベストを選ぶとして、個人的な趣味が入ってない者は見たことがないし、もしあっても魅力はないだろう。
「個人的な趣味」だけで選んではならないが、客観に徹することも不可能なものだ。
完成度がいくら高くても好きになれない映画もあるのだ。
その意味で「離愁」の映画的完成度は「傑作」というほどのものではなく、「個人的趣味」が多大に入っていると言える。

さて日本映画でわがオールタイムベストに挙げるものは・・・となると、やはりすぐ「愛のむきだし」がすぐに浮かぶ。