では猥談はいかにして「楽しい会話」となり得るか。
まずは2つのケースを挙げてみる。


☆ 会話を交わしている人間が互いに気心の知れた間柄である。

気心の知れた間柄の会話であれば、どんな内容の話で互いに楽しめるかよく分かっているはずだ。
猥談も互いの楽しめる内容のものとなるだろう。
しかしAがBとの間を気心が知れていると思っていても、Bから見たらそうでもないというケースはよくあるから注意が必要となる。

☆ 猥談の「中心」となる人物(笑)が、聴く側の心情を推し量ることができる。

これは猥談だけでなく、どのような会話でも重要なポイントだ。
世の中、「聴いている人間」が楽しんでいるかどうかまったく分からない人間がどれだけいることか。
会話の基本中の基本だと思うのだが。