チリの首都サンチャゴで休暇を楽しむスヴェトラーナとアルベール。
大きなカトリック教会の前にあるカフェテラスで。

「ふ~む。チリと言えば、現代史でも重要な国だねえ。衝撃的なピノチェト軍事政権。そして・・、ん?すわっ!どうしたんだいスヴェトラーナ、ふくれっ面なんかして!チリのワインがお口に合わなかったのかい?」
「まあ、ふくれっ面なんて、ずいぶんねアルベール!」
「スヴェトラーナ、おバカさん!どんなにふくれっ面をしても、世界で、いや、宇宙で一番美しいのは君さ、スヴェトラーナ!」
「ま、おじょうずさん!宇宙へ行ったこともないくせに!」
「そうさ、でも分かるのさ、スヴェトラーナが宇宙一美しいということは!」
「もう!あなたこそ本当のおバカさんよ、アルベール!」
「歌おうよ、スヴェトラーナ!」
「歌いましょう、アルベール!」
「宇宙の歌を!」
「わたしたちの宇宙の歌を!」



ララララ~~♪
宇宙 宇宙~~~~♪

ララララ~~♪
宇宙 宇宙~~~~♪

超える、超えるう~
超える、超えるう~
二人の愛はあ~
宇宙を超えるう~~

ララララ~~♪
宇宙 宇宙~~~~♪

ララララ~~♪
宇宙 宇宙~~~~♪

 あれは何だい?
 アンドロメダよ!
 あれは何だい?
 わたしたちの愛のエトワールよ!

ララララ~~♪
宇宙 宇宙~~~~♪

ララララ~~♪
宇宙 宇宙~~~~♪


※解説 「エトワール」とはフランス語で「星」という意味である。