現在長期にわたる不況の出口が見えないことで、バブル時代を懐かしも人たちもいるようだが、わたしは「現在」の方がずっと好きである。
「何を馬鹿な」と思う向きもあるだろうが、社会全体が見苦しく浮かれていたバブル時代は、日本の歴史の中でも大きな「間違い」だったというのがわたしの認識だ。
今の新卒者就職難を指して、「社会へ出たばかりで食がないなんて可哀そう」などと言うけれど、そもそも社会へ出ようという時点で、何の実績もない新卒者に多数の内定があるなどと言う状態が異常だったのではないか。

「不況」「就職難」?
けっこうではないか!
そこでもがくことから、何か新しいものが生まれるはずだ。