ぼくは君への愛と恋心を胸の中で燃やしながら本屋へと入った。
その日は曇り空だった。
でも空一面の雲は不可分に結びついていて、まるで空自体が雲であるかのようだった。
(ぼくは君に対して愛と恋と二つともを抱いている)