最近よく見かけるのが「日本的平等主義」を見直そうという風潮。
論者によって「どんなシーンで適用するか」「どんな意味を持たせているか」など様々なので一概に「日本的平等主義」そのものに関して「こうだ」と言うつもりはないけれど、わたしは基本的に「日本的平等主義」が好きではない。
いい要素もあるのは分かるけれど、わたし自身、「日本的平等主義」の悪い面を多く見過ぎて来たからだ。
「日本的平等主義」に含まれている「排他性」「出る杭は打とう精神」・・これらがどれだけ社会や心を停滞させているか・・。

わたしはよく思うのだが、多くの大学教授や評論家などが知っているのは日本社会のごく限られた層なのではないか。
本当の日本社会の停滞感、息苦しさは、きっと彼らの住む世界からなかなか見えないのだろう。