わたしの思うに、「マナー」と言ってもいろんな段階があって、しかし敢えて大きく2種類に分ければ、「人間性(心)に関わるマナー」「形式的なマナー」となるのではないか。もっともこの2つは分離しているのではなくて、相互に浸透し合っている。そこを理解しておかねば、「マナー」と言う言葉自体「形式的」なものになりかねない。
で、わたしは「人間性(心)に関わるマナー」をしっかり踏まえていれば、「形式的なマナー」を多少知らなくても十分フォローできると考えている。逆に言えば、いくら「形式的なマナー」を身に付けていようが、「人間性(心)に関わるマナー」が分かっていなければ何にもならない。例えば、高級フランス料理のテーブルマナーを完璧に身に付けていても、自分の自慢話しかできない馬鹿は問題外だというように。