「人間を育てる」。
即効性のある改革を検討、実行すると同時に、常にやっていなければならないのが「人間を育てる」という最も重要な「改革」だ。
これはすぐに目に見える成果が表れるものではないだけに等閑(なおざり)にされがちだし、「人間を育てる」という名目でまったく別のことが行われている状況もよく見かける。
「人間を育てる」とは「心・精神・魂」の問題に他ならず(もちろんヘンな宗教などとは一切関わりなく)、それは「非科学的」だの「主観的」だのと侮蔑する人間には最初から理解できないものなのだと思う。

ある地域を「盛り上げよう」という場合によくイベントなどを催すけれど、本当に大切なのは何か?
あるいは観光に頼るということもよくあるだろう。

しかし地域の人々が本当に誇りを持って生きるためには、「人間を育てる」、これしかないと思う。
その場かぎりの盛り上がり、その場しのぎの金稼ぎなどでは「誇り」は生まれない。

「誇り」を忘れずに。