「なでしこジャパン」が凱旋した日のフジテレビ「スーパーニュース」。
安藤優子が「松本監督を男性として魅力的だと思いますか?」(「男として見ることはできますか?」)という質問をし、選手全員「×」のボードを上げたという話をもう一度取り上げよう。

これを逆にして考えてみると、話はさらに分かりやすくなる。

もし、佐々木監督がテレビ番組で男子サッカー日本代表を集めて(笑)、「安藤優子を女性として魅力的だと思いますか?」(「女として見ることはできますか?」)という質問をし、選手全員「×」のボードを上げたとする。

まず間違いなく、「とんでもない女性差別番組(企画)だ!」と大顰蹙、下手をすれば社会問題化しかねないだろう。

個人的に誰かを「男(女)として見る見ない」は勝手だ。
けれどその感情を第3者に対して、特に対象となる相手に対して表明するのは、よほどのことがない限り慎重であるべきだと思う。

もちろんテレビ番組で、くだんの「スーパーニュース」のような形でやったりするのは、ほとんど「悪質ないじめ」、「人を晒し者にする」という類いに当たり、とてもじゃないが「冗談です」ではすませられない。