メルマガでパリジャン フェノン(仮名)の話題を書くことが多いんですが、彼の人間的に優れた点として〈「理想主義」と「現実主義」がバランスよく同居している〉という表現を遣っています。
思えば「バブル以降」の日本は「現実主義」まがいの思考が行き過ぎていた社会ではなかったか?
その「現実主義」自体、本当の意味での「現実」かどうか怪しいいもので、しかもたいがい人間は「現実だから、現実だから」と言っている内に「どんどん現実のレベルを低下させて行く」ものなのではないか。