わたしはかつてケイト・ブッシュの熱心なファンだったけれど、いつの間にか興味を失っていた。
もっともケイト・ブッシュだけでなく、「ロックは死んだ」「ポップなんてくだらない」などと決めつけていた暗黒時代がかなり長かったのだから、いたしかたない部分はある。
なのでケイト・ブッシュが寡作ながらも驚くべきクオリティの作品を造り続けていることを知ったのもけっこう最近であるという有様。
しかし過去を悔やんでも仕方ないので、「気付いた」日からはロックスピリット全開のわたしなのである。
ではケイト・ブッシュの作品を振り返ってみよう。

「天使と小悪魔」(「THE KICK INSIDE」)1978年
「ライオンハート」(「LIONHEART」)1978年
「魔物語」(「NEVER FOR EVER」)1980年
「ドリーミング」(「THE DREAMING」)1982年
「愛のかたち」(「HOUNDS OF LOVE」)1985年

わたしがかつて熱心に聴いていたのはここまでだ。