4月のある日、ツタヤでのことである。
一人の若者がスポーツ雑誌コーナーで目を輝かせながら本を見ていたのである。
(ん?最近の若者には珍しく、真っ直ぐな雰囲気を持った青年だな。おっと、おれっちも若者だった)などと心でつぶやく革命・芸術 末尾ルコ(アルベール)。
(にしてもこの若者、何をそんなに熱心に…)と件の雑誌のページを横目でちょっと観てみると…。
ファンク兄弟がブッチャー・シーク組を撃破して第1回オープンタッグ選手権で優勝した写真が!
そう、わたしは願わずにはいられなかった。

この若者の行く末に幸あれぞかし…と。