『近松物語』

今のところわたしの日本映画ベスト1は、溝口健二監督の『近松物語』です。

足袋の足裏の部分の汚れにまで至る溝口監督の美意識と残酷さ。残酷さは大芸術家にかかると往々にして強烈な美の創造となる。