格言集というのが必ずしもいいとは限らない。
一冊の本、始めから終わりまで「格言だらけ」というのは、ぶっちゃけ有難味が薄くなるのである。
「いい言葉」とは、たまたま読んでいた本や観ていた映画、あるいは日常生活の中で「出会う」のがベストではないか。
とは言え、せっかくいい言葉が集まっている格言集を利用しないのももったいないし。
ゲーテに関しては、その神秘主義的側面にとても興味がある。
とりあえず次の言葉を紹介しよう。

わたしは人間だったのだ。
そしてそれは戦う人だということを意味している。

          「ゲーテ格言集」ゲーテ 高橋健二編訳

力のある言葉だ。