さて、沢尻エリカ離婚の話がしばらく続いたが、「勝間和代の日本を変えよう」勝間和代(毎日新聞社)に戻る。
例に挙げた勝間・西原対談の部分をもう一度見てみよう。


西原 結婚という人の感情に一生を任せたら、それは危険でしょう。
勝間 まさにその通りです。
西原 そんな恐ろしいことはないです。好きは簡単に嫌いになりますから。
勝間 しつこく言ってるんです。会社に依存するな、夫に依存するなって。
西原 男の人に依存して、あとの40年、50年、60年どうするつもりなの、と。
勝間 嫌われるかもしれないし、嫌いになるかもしれないし。
西原 両方が大嫌いになっている家がありますからね、たくさん。
勝間 離婚する負担が重くてできないんですよね。お互いに。
西原 たがいに体力温存してるしかないみたいな。

        「勝間和代の日本を変えよう」勝間和代(毎日新聞社)

仲良く長い年月暮らしている夫婦も多くいるし、勝間和代も西原理恵子も「結婚否定は」では全くない。
男女が結婚し、互いに理解し合い、生涯ともにできれば、それは一つの理想だろう。
しかし実際のところ「そうなれるかどうか」は誰にも分からないものだ。
恋愛当初は誰しも「運命の相手」「この人以外、目に入らない」などと思うものだから。

つまりこういうことではないだろうか。
恋愛に酔うのもいいが、常に客観的に自分を見る習慣をつけておくべきであり、その一つの方法が「会社に依存するな、夫に依存するな」という言葉を胸に刻んでおくことである。
身も蓋もない感じもあるが、わたしもそうした「客観視」は常に必要だと思っている。