西原 両方が大嫌いになっている家がありますからね、たくさん。
勝間 離婚する負担が重くてできないんですよね。お互いに。
西原 たがいに体力温存してるしかないみたいな。

        「勝間和代の日本を変えよう」勝間和代(毎日新聞社)


もちろんわたしもバレエファンであるから(←意味不明)、いつも男女関係をいつも客観視するのがいいと思っているわけではない。
一切の打算なしで「ただ好きだから」「ただ愛しているから」という理由のみで恋愛にのめり込んでいく・・そのような人たちが存在しなければ恋愛文学も恋愛映画も生まれなくなるだろう。
そうした恋愛が現実に起こった場合、途中の段階までは美しい。
しかしある段階を超えたら・・。
小説や映画の場合、ある地点で完結させるから「美」を保てるということも言えるし、「醜」をさえ「美」に転換できるのが芸術の特性であるとも言える。
例えば「ボヴァリー夫人」や椿姫」など現実に起こればかなり醜悪な事態であるはずのものを、「文学」ならではの力で「美」に転換している。

さて「勝間和代の日本を変えよう」から上記の部分をさらに取り上げようと思っていたが、次回に譲ろう(笑)。