バレエ「ドン・キホーテ」はおいしい演目だ。分かりやすく痛快、明るくアクションたっぷりで、最後のパ・ド・ドゥは全ての暮らしッつく・バレエの中でも最も確実に盛り上がるものの一つだ。もちろんガラ公演では「海賊」と並んで「会場盛り上げ担当」的な位置づけとなる。しかしもちろんそんな「ドン・キホーテ」も全幕で観るのが格別だ。つまりそれはどういうことかと言うと、まあ別に説明するまでもないかもしれないけれど、つまり溜めに溜めた後の圧倒的な放出とでも言おうか。
と、ここで待できて、ここで終わると話がミリアムとナターリヤに行きついてないけれど、とりあえずひとまず「つづく」ということで。