他人が見た夢の話など誰が聴きたいものか(あるいは読みたいものか)。けれど書いてしまおう。
ミリアム・ウルド-ブラム Myriam Ould-Brahamがエトワールになった。
輝かしい場所にミリアムはいた。
ミリアムの周囲は金色がかった光に満ちていた。
そこにはミリアムだけがいた。
しかし「そこ」が「どこ」であるか特定するヒントは何もない。
ミリアム・ウルド-ブラム Myriam Ould-Brahamがエトワールになった!
ああ、そうか!そうなのか!と、ぼくは感じた。
さっそく祝福の記事を書かなくてはとも思った。
しかし後から考えたら、「ミリアム・ウルド-ブラム Myriam Ould-Brahamがエトワールに!」などという音声が聞こえたわけではなかった。
ただ輝かしい場所に晴れがましい表情をしたミリアムがいた。
それだけでぼくは「エトワールに昇進した!」と確信したんだ。
「くるみ割り人形」の金色のチュチュを身に纏ったミリアムが。