●健康に関して巷にごまんと俗説・疑似科学が跳び回っておりますが、脳に関しても同様ですね。
〈騙されない〉ためには「これだけでOK」とか「一週間でバッチリ」とかいう類いの言説・商売を信じないことです。
「人を騙してガッポリ!」と企んでいる輩はいつの世にもごまんといるという意識を、残念ながら常に持っていなければなりません。
嬉しい話題ではないけれど、会話の中にいつでも出せるようにしておきましょう。
「脳のポテンシャル」を大きなテーマとした、スカーレット・ヨハンソン主演「LUCY」の設定は、「人間は脳の10%しか使っていない」という前提で、ではそれ以上使えればどうなるかと言うと、宣伝文句によれば、
・脳の使用割合20%で「1時間で外国語をマスター」
・30~40%で「髪の色や形を変化できる細胞のコントロールが可能」
・50%で「磁気や電気など見えないものが見える」
で、その後は
・「感情が消えていく」などなぜか「悪い」方向へ。
そして100%で「制御不能」と、これはまあフィクションなのですが、あくまで映画をおもしろくするための無理矢理が感じられて楽しいです。