●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その17。

さて「ヘンなぼっちゃん」。
今、あなたの心にどんな「ヘンなぼっちゃん」の姿が結ばれていようが、わたしはわたしの想像した「ヘンなぼっちゃん」に関してこう断言せねばならない。

ヘンなぼっちゃんはカワイイ!のである。

え?
ヘンなぼっちゃんがカワイイだってえ!
しかし末尾ルコは次のように描写したではないか!

ヘンなぼっちゃんは、
丸っこい目をし、
口は普段は(!)小さく、
見たところ髪の毛も体毛も無く、
しかし時に(!)わたしたちは睫毛を認めることができるのだ!!

と。
と、あなたは憤るかもしれない。
この描写からどう「カワイイ」を想像すできるのか、と。
しかしここで筆者、すなわち末尾ルコ(アルベール)は高らかに謳おう!

ヘンなぼっちゃんはカワイイのだあ!

と。