●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その71。プチ土佐弁講座付。

そう。
ある5月の朝、はちきんが歩く、歩く。
高知市薊野の道をはちきんが歩く。
歩く、歩く。
五月晴れの空の下を、
歩く、歩く。歩く、歩く。
歩く、歩く。歩く、歩く。
歩く、歩く。歩く、歩く。
はちきんが。
はちきんが。
はちきんが。
はちきんが。
(今日はなかなか晴れちゅうにゃあ。これこそはちきん日和や)(この五月こそ世界制覇への大きな一歩ぜよ!)(いずれこの「世界」は「はちきん界」になるぜよ!)(ほんでこの「地球」が「はちきん休」になるがぜよ!)

と豪快に、痛快に、愉快に思いながら、
はちきんは・・・

その時だった!

ぴちょ。

はちきんの右手首に何かが。

(ありゃ、晴れちゅうに雨かや??)

と右手首を見下ろすはちきん。

「と、鳥のふんじゃかや!!!」

※この小説は(もちろん)フィクションです。

※とっても可愛いのに何をやっても上手くいかないヘンなぼっちゃんを応援しよう!