昨日書いたとおり、
現在発売中の「ファットフォト」「B.L.T.」「Cut」3誌に
吉高由里子のグラビアなどが載っている。

「Cut」は吉高由里子の写真だけでなく
いつものことだが、
「空回り」というやつだろう。
テーマ性を持ち、
エッジ感も出し、
しかもアーティスティックな
高級ファッション誌のような写真にしようというのは分かるが、
そのどの試みも中途半端になっている。

「B.L.T.」は普通。
まあアイドル誌のようなものだから、
背伸びをしていない。
だからと言って、
吉高由里子の本当の美しさを知っている者にとっては
満足できるものではないのはもちろんだ。
アイドルを写す薄っぺらな光の中で、
吉高由里子は光を発しない。

「ファットフォト」はカメラの専門誌だ。
カメラの専門誌だからと言って、
対象の持ってるポテンシャルを発揮させた写真を載せられるとは限らない。
しかし今回の「ファットフォト」は、
吉高由里子の魅力(の一つ)として「動いている状態」に
注目した点が秀逸だった。

確かに吉高由里子はよく動く。
インタヴューではそれを気にしている様子だったが、
現在のところ「ピシッと決まる」ことがほとんどないのは間違いない。
それが100%いいものだとまでは言わないが、
吉高由里子の「自由さ」「純粋さ」を感じさせる、
とても好ましい性質であるのは事実だ。

吉高由里子と「動き」。
興味のある人は、
「ファットフォト」を見てみるといいだろう。