「本当に馬鹿な女」に見える。
それは初めて「スイミング・プール」でリュディヴィーヌ・サニエを観たからということもあるだろうが、それにしても見事に「馬鹿な女」だった。
つまりわたしは「スイミング・プール」のリュディヴィーヌ・サニエを「本当の馬鹿」が映画へ出ていると思ったわけだ。
映画は映画として観るくせがついているわたしが、俳優を「本当にこんな人」などと感じるのは滅多にないこと。
そういう意味では非常に貴重な鑑賞だったわけだ。

しかしもちろんリュディヴィーヌ・サニエは「本当の馬鹿」などではない。
現に他の出演作を見てみると、

「リリィ」
「情痴 アヴァンチュール」
「パリ、ジュテーム」
「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男 Part2 ルージュ編」・・

・・う~む・・「本当の馬鹿」ではない証明に日本で観ることのできる出演作を並べてみたが、
「スイミング・プール」ほどではないにしろ、どれも「いくらか馬鹿」に見えなくもないものが多い。
ひょっとしてリュディヴィーヌ・サニエって・・。