2010年6月29日。
わたしは午後7時の開演に遅れかけていた。
新国立劇場で行われるバレエ「椿姫」。
新宿から初台まで新京王線ですぐだが、新宿駅東口から京王新線新宿駅までの道のりが長いことを忘れていた。
何度来てもすぐそれを忘れるんだな。
29日も余裕をかまして歩いていて、ふと時計を見ると6時40分を超えている。
ハハハ、まだ京王新線新宿駅まで着いてないじゃないか。

結論から言えば、ギリギリで間にあった。
しかしもう少し油断していれば遅れていた。
遅れていればもちろんあの幸福感は味わえなかったわけだ。
油断は禁物である。