「ビタミンCだぜ、ロックンロール」を熱唱して気だるい疲労感を楽しむ素敵なバカ。
ビタミンCがたっぷり含まれたドリンクを飲みながらウスバカゲロウがゆらゆら飛んでいる姿を眺めている。
(ウスバ蜉蝣(カゲロウ)さん、ウスバ蜉蝣さん、お前たちはなぜにそれほど儚いの?)
素敵なバカにはウスバ蜉蝣の答えが聞こえたような気がした。
「それはビタミンCを摂らなかったからさ・・」

むむむむむ。
それは幻聴だったのかもしれない。しかし安閑とはしていられないと悟った素敵なバカ、再び猛獣のようにビタミンCの研究を始める。
その時だった。

ああ!

つづく

(わたしの書く「アンチエイジング」に関する文章は、「アンチエイジング」
に関する思考・志向を言葉で表現しようとするものです。いわば「アンチエイ
ジング」に対する「文芸」的表現と位置づけています。
「このようなアンチエイジングは効果がある」という主張ではないという前提、
ご了承ください)