び。
小さな音だ。
言葉というには小さすぎるほど小さな音に過ぎない。

び。
そう言えば「び」という音で「微」という漢字もある。

文字通り「微」かな音、び。

しかしぼくがここで書きたいのは、もちろん

「美」



ぼくたちは幸福なことに簡単に発音できる。



などというとてつもない概念を

「び」

などという小さな音で表現できるわけだから。