けれど悪くはなかった。
悪くはないというよりも、「見応え」はあった。
「それでも、生きてゆく」第一話。
瑛太と満島ひかりは無理な脚本や展開の中、できるだけのことはしている。
またこのドラマ、映画「悪人」を意識しているだろう。
「怖れ多い、意識するなよ！」と思わなくもないが、それはさて置こう。
最近のテレビドラマとしては「演出」していることは間違いない。
けれど同じく坂元裕二脚本の「Mother」ほどは徹底していない。
テレビドラマは脚本家に注目が当たることが多いが、おもしろくなるかどうかは演出家によるところ大だと思う。


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