「ヘルタースケルター」で沢尻エリカが見せてヌードは、審美的バランスの見地から、やや日本人的美が加味されたヨーロッパの理想美に近いものだった。

ちょっと分かりにくい書き方ですか?

じゃあこう表現したらどうでしょう。

ヴィーナスの美にやや日本人の木目細かな美を加味したヌードである。

だから現在活躍中の女優を例に出せば、フランスの若きヴィーナス リュディヴィーヌ・サニエのプロポーションに近い。
日本人ではなかなか沢尻エリカに似た体型の女優はいません。

リュディヴィーヌ・サニエがその恐るべき才能を世界へ披露したのがフランソワ・オゾン監督の「スイミング・プール」でした。
そして「スイミング・プール」で主演しているシャーロット・ランプリングこそ、世界の映画史上永遠に記憶されるヌードシーンを造形している大女優なのです。