●西島秀俊、真木よう子「MOZU」第1話は2時間枠の放送で、かなりいろいろと「ふり」があったというか、ちょっとゴチャゴチャした印象でした。
映像の作り方は明らかに「映画」を意識しているわけで、それはそれで楽しめましたが、「ハードボイルド」風にしようという気持ちはよく伝わって来たんですが、原作が逢坂剛だけに、底流に奏でられているメロディが「お座敷小唄」だったりするわけです。
「MOZU」にもやはりそうした原作のテイストは出ています。
簡単に言えば、「男性が女性を見る視線」が従来通りの「日本的おじさん」視点なんです。