●「日曜美術館」でもやっていたんですが、画家のバルテュスが死の瞬間まで連れ添った夫人は日本人の出田節子さん。
30歳以上年齢の離れた二人は、しかし30年以上連れ添い、夫人は今でも亡き夫のことを懐かしく、そして愛しく語る。
その姿からは、もちろん「愛する夫がいない」寂しさはあるだろうけれど、それ以上に、「バルテュスほどの男に最も愛されて来た」夫人の人生に対する充足感が溢れている、とわたしは感じます。